カート
ユーザー
絞り込む
カテゴリー
グループ
コンテンツ
石鎚黒茶の紹介

西日本最高峰 石鎚山(1982m)麓、水都(※うちぬきが点在) 愛媛県西条市旧石鎚村で古くから伝わる後発酵茶。
茶葉を蒸し、微生物により発酵させて作るお茶は、全国にも4か所しかない希少なお茶です。
糸状菌による好気発酵と乳酸菌による嫌気発酵をさせる二段階発酵という製法で作られ、その製法・効能・味わいの奥深さは、お茶の専門家や研究者から注目されています。
※自噴水のこと。


製造工程

  1. 刈り取り
  2. 洗浄
  3. 蒸す
  4. 好気発酵
  5. 揉む
  6. 嫌気発酵
  7. 干し
  8. 熟成

石鎚黒茶の製造は7〜8月に行われます。
製造工程の中で最も重要なのは発酵。
そのために「茶葉が固く充実していること」「気温が20℃前後で、発酵に必要な菌が常在する場所であること」が、おいしい茶を作るために重要となります。
茶葉を真夏まで育て、茶葉を固く充実させてから刈り取り、蒸して木桶に入れ、冷涼な山間にて発酵を行います。
空気中の糸状菌による好気発酵させた後、揉むことで繊維を壊し、空気を十分抜いて乳酸菌により嫌気発酵させます。
ここで発酵の具合を見極めるところが、腕の見せ所。
その後、郷に茶葉をおろして天日干しします。
日光の力で茶葉の色が黒くなり“黒茶”が出来上がります。
すぐに飲むのではなく、熟成させるのもポイント。
冷暗所で熟成させることで味に深みが出て、おいしい石鎚黒茶に仕上がるのです。


400年以上の歴史ある茶

石鎚黒茶の歴史は古く、諸説ありますが、四国霊場を開いたことで知られる空海が伝えたお茶とも言われています。
江戸時代から大正時代に盛んに作られ、茶粥にしたり茶葉でご飯を炊いたりするなど生活の中に溶け込み、愛されてきました。
また、88カ所を巡るお遍路さんへのお接待としても振舞われていました。
石鎚黒茶の製造は力仕事であり、石鎚山間部の過疎化も進んだことで一時継承が途切れそうになりましたが、
現在は、その技術を美瀬など、3団体が受け継ぎ、心を込めて作っています。


おいしい飲み方

1

急須に石鎚黒茶2gをいれる。

2

お湯100ccをいれる。

3

30秒〜1分ほど待ち、湯のみに注ぐ。

POINT ! 二煎目、三煎目と淹れることで、それぞれ異なる石鎚黒茶の味が楽しめます。
柑橘の皮を加えたり、ほうじ茶とブレンドしたりするのもお薦めです。

【 煮出して飲む場合 】
1Lのお湯に4g程度の茶葉(ティーバッグ)をいれ、1分〜2分煮だす。
火を止めて約30分置いたら茶葉を取り出す。
冷やして飲んでもすっきりとしておいしくいただけます。

整腸作用や抗アレルギー・
抗肥満効果の健康茶

石鎚黒茶の風味の形成には、乳酸菌が欠かせません。石鎚黒茶は、天然の菌を育てることでつくります。
この発酵に働く乳酸菌は独自のもので、発酵によって生み出される乳酸は、石鎚黒茶に独特の酸味を生み出すほか、整腸作用によりお通じを良くする効果があることが知られています。
また、花粉症などのかゆみの原因を抑える効果や細胞に脂肪がたまることを抑える効果が報告されています。
※産業技術総合研究所文献参照


伝統的な製法を受け継ぐ
 美瀬の石鎚黒茶!

美瀬が作る石鎚黒茶は、古くから作られてきた土地、伝統的な製法にこだわり作っています。
その味は旧石鎚村に住み、石鎚黒茶を長年作ってきた方の“お墨付き”もいただいているお茶です。
是非、ご愛飲ください。